ドイツ観念論

May 05, 2019

ドイツ観念論は18世紀末から19世紀初頭にかけて形成されました。カントが大陸合理論とイギリス経験論との統合を果たしたのち、ヘーゲルなどの哲学者によって発展してゆきます。特に主観に関するカントの記述は、ドイツにおいて、主客の同一性というかたちで展開されます。カントの形而上学の諸部門を統合し、再構成しようという試みがこのドイツ観念論者たちによってなされたのです。